2021年1月27日のこと【ドラめくりカレンダー27日目】

はじめのあいさつ

地味に忙しかった1月最終週、社内勉強会での発表も無事に終わり、肉体的にも精神的にも山場を越えました。(もしかしたら休日出勤が待っているかもしれないが、それはまた別のお話)
週末は映画観たりオンライン飲みやったりしないといけないので、それに向けて精神を整えていこう。

緊急事態宣言が発出されてから、プライベートでも会社でもオンライン飲みが増えてきた気がする。
僕は人と喋ることもお酒を飲むことも嫌いじゃない、むしろ好きなので苦ではないが、苦手な人は大変だろうな…と思う。
強制参加はないから、そもそもそのような人は参加しないかもしれないが、内心「自宅で会社の人と話すなんて頭おかしいんじゃないか?」と思われてるかもしれないな。

オンライン飲みは大体、プライベートではLINEのビデオ通話、会社だとGoogle Meetを使うことが多い。

去年の新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及したことで、これらのWeb会議ツールには様々な便利機能が実装されるようになった。

背景をぼかしたり背景を変えられることはもはや当たり前だ。
アプリケーションによっては顔の補正やエフェクトなんかも使えたりする。
また、会議で使いやすいようにチャットの機能や挙手・質問の機能
…などなど、これも新型コロナウイルスの影響によって生まれた「新しい当たり前」なのかもしれない。

紹介したように、Web会議ツールいろいろな機能があるが、こと「オンライン飲み」においては足りない機能があるのではないか?



そう、「お酒を作ってきます」ボタンだ。



喋って、食べて、飲んで、また喋って、食べて、飲む。
そうこうしているうちに、お酒を飲みほしてしまう。
みんなの会話が盛り上がっているので、「お酒作って来るね!」と口を挿むのは憚られる。
かと言って、急に席を離れるのもなんか失礼な気がする。
そんな時に「お酒を作ってきます」ボタンがあればなんと便利なことであろうか!

ボタンを押すだけなので、会話が途切れる心配もない、理由がわかっているので無言で席を立っても大丈夫。
逆に、なんでこの機能がないのか不思議なくらいだ。
Googleの開発者の方、もしこれを見ていたら実装の検討のほど、よろしくお願いいたします。

どこからか「お前もエンジニアだろ」と聞こえて来る気もするが、酔っ払っていて耳が遠くなっていることにしよう。

え?そんなボタン要らない?
そんなあなたは、お酒ではなくおしゃべりが好きですね?

思想と浸透圧

実家暮らしなので、そんなに機会はないのだが料理をすることが好きだ。
便利な世の中になったもので、YouTubeでちょっと検索すればプロの技を簡単に学ぶことができる。

そんな動画をあれこれ観ていくうちに、料理、特に下ごしらえの段階で大切なキーワードがあることを知った。

それは、浸透圧だ。

浸透圧とは、濃度の異なる2つの液体が、水のみを通す膜を介して隣り合った時に、濃さを同じに保とうとする物理現象のことだ。
「青菜に塩」の語源と言えばわかりやすいか。

例えば、野菜の下ごしらえをする際に濃度の低い食塩水でゆでたら味が締まって美味しくなるだとか、スーパーの刺身は塩を振りかけて少し寝かせると身の内側の水分と一緒に臭みが取れて美味しくなるだとかいうやつだ。

二つの違うものが触れ合った時、濃いものは薄く、薄いものは濃く、その二つはお互いに良い塩梅を取ろうとするのだ。



それを聞いてふと思った。SNSの世界は真逆だな、と。

SNSは、どうも白黒つけなければ気が済まないようだ。
「どっちが悪で、どっちが正義だ」とか「どっちが敵で、どっちが味方だ」とか「どっちが古くて、どっちが新しいか」とか
間にある思想は目立たずに埋もれていって、少しでもどちらかに傾くと、その側の思想しか目に入らなくなる。
思想はどんどん先鋭化していき、やがては社会の分断を生む。

考えすぎかもしれないが、僕にはそう思えて仕方がないのだ。
分かりやすい物事や、耳障りの良い言葉が世の中にはあふれているが、それが危険なことだと思う。

世の中、もっと複雑で、答えが出ないことのほうが多い。そんなものに善悪白黒つけるなんて絶対にやってはいけない行為だと思う。
思想の浸透圧が必要だ。もっと話し合おう、そしてお互い悩み続けよう。きっと上手くいくはずだ。

今日のドラめくり

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 今日は、以上。